みなさま、こんにちは。チャージック代表の大嶋です。
本日は「XとYの分析」についてです。
「XとYの分析」は2007年に島田紳助さんがNSC(吉本総合芸能学院)でされた授業のタイトルです。
授業の内容をざっくり言いますと、Xは「自分にできること」、Yは「市場(世の中)の流れ」、売れている芸人さんはXがわかり且つYを見極めた上で笑いのパターンを決めているとの事。
いわゆる一発屋芸人と呼ばれる人は、たまたまXとYが偶発的に交差したがゆえに一発屋なりうるというようなお話です。
この「XとYの分析」は、お笑いだけでなく、その他の業界や業種・職種にも当てはまるらしいので、今回はチャージックにあてはめてみます。
まずY「市場の流れ」からですが、構成する要素がいくつかあると思っています。
ここでは、構成要素で代表的な「食」に関する未来予測を5項目挙げてみます(詳細は「ブログVol.01食の価値変化」を参考ください)
1:従来の常識をくつがえすような栄養バランスのメカニズムが解明されていき、共有されていく。
2:進化の過程における人体のメカニズムが周知のものとなり、それが栄養摂取と密接に結びついているという事実が示される。
3:個人の日々摂取している栄養成分が、スマホを通じて無意識的に定量化され、管理されていく。
4:ネットの発達により、発展途上国を含む世界的規模で食に対する考え方が加速度的に変化していく。
5:食に消費する時間は、人々の可処分時間を増大していく為に大幅に削減されていく。
上記の内容もブログVol.01同様に2017年に書いたものですが、今振り返ってもその方向に流れているのかなと感じます。
まぁ未来予測というよりは、当時その兆候が明らかにあったものをピックアップしているだけなので、全く見当違いというようなものではないと思います。
次にX「自分にできること」ですが、法人立ち上げ段階では主に個人に依存します。つまり僕のできることになります。
ざっくりですが、Xは「食品製造ならびに販売に関わる知識と経験」「経営全般の知識」とかになります。レベルはさておいて・・。
島田紳助さんの「XとYの分析」のお話になぞらえますと、僕は近い将来、上記のXとYが交差もしくは並走すると思っているという事になります。なので、法人格としてのチャージックができました。
また、Yをより大局的にとらえた要素でもありますが、「仮想通貨ブーム」「ブロックチェーンの実装」「ベーシックインカムの提唱」「グローバルプラットフォームの台頭」なども2017年前後はありました。
それらを踏まえてチャージックのビジョン・ミッションができた形になります。
問題なのは、Yにおける変数がここまで大局的になると、時間軸として数年・数十年単位での誤差が発生してしまうということ。
これは仕方ないです。
そしてXは有限で、Yと比べると時間軸での誤差はほとんどありません。
これも仕方ないです。
自分にできることは限られています。今できなくても努力してできるようになることもあります。
逆に、今はできても年齢的な影響でできなくなることもあります。
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もしかすると、チャージックは「XとYの分析」から生まれたというよりは、「Xを深く見つめた結果」から生まれただけなのかもしれません。
それでは、また!